drip from $KETCH by S.N.S.

[$MD]
落ちる 頭上 水面 遥か 深く 潜るとふと静まり返る世界
昨日と今日 見えなくなった境目で失った物は何か
欠けた月 影と駄弁る 明けない夜 バベルの塔
叫ばずにはいられない 分け隔てない愛が
視界一面 広がる くだらない日々 生きるのに必死
ほころび始めた糸にぶら下がる いとも容易く
抉る心 モロに食らって気付くと息が続かなくなってる
絡め取られた足 失った価値 見えない明日
射し出した光 君の足音は間近で泡となって消えた
振り払う 藁にすがることはない
藍染まった空に落ちるのさ
ふと向こう岸にいる君に
歌う孤独は夜霧に散るのさ
過ぎるままに朽ちるのさ

[frontline]
数時間前に入れたコーヒー
冷めた器 見慣れた景色
未知の世界に感じる美しさ
空腹に流し込む充実感
当たり前が当たり前じゃなくなって
辺り一面新しい風
吹かれてこじらす病は
ここから抜け出すための明かりさ
やったつもりが記録のないファイル
一からやり直し出来ない事もある
運命×必然＝3.14 ってな妄想を
幾度なく繰り返す無限ループ
音を鳴らし続けるジュークボックス
電池が切れた瞬間に向こうに行ける

[$MD]
いつも足りない 誰と明日
いつのまにか 回り出した
地球 くるくるくる回る
風吹く中 体 浴びる 笑う 頭 冷やし
真っ逆さま 落ちていく最中 気がついた気がした
「日差しが眩しい」
新しい何か 始めることが出来る 俺ならば
待ったなし 僅かな時間を大事に燃やす 誰も止められない
「求められたことだけ答える」なんて耐えることは出来ない
「断り続けること」だけなんて耐えることは出来ない
出来ないことばかりなのに出来合い物ばかりを溺愛
メシ代稼ぐだけ 汗を金に代えて砕けている
うざったいことばかり 当たり前のように身の回り囲い
囚われの身 トワイライトにかき消されている
涙流す 悲しみの果て そこに何があったか
分かってはいたが やはり それは

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